あのガネーシャの「夢を叶える像」の著者、水野敬也が、啓蒙啓発の格言集『人生はニャンとかなるー明日に幸福を招く68の方法』(文響社)を出して、売れているという。
猫の写真が可愛く、装丁が巧みで、きれいなのも原因の一つであろうが、いつの世もこのような心に響く一言を人は好むものだ。
文学書や哲学書を読むような決定的な影響は受けないが、その一言に癒されたり、励まされたりすることはあるものだ。
一昔前は、武者小路実篤のナスやカボチャの絵に「人生は美しい哉』などと、一言が書かれたカレンダーが、何処の家にもあったものだ。
猫の写真が可愛いので、いくつか紹介してみようと思う。(このページはごく少数のメンバーにしか読まれていないし、商業目的ではないから著作権の侵害にはならないだろう、大目にみて欲しい。)
今、人生に躓きそうに思っている、辛い思いのあなたへ。
人生は、ニャン度でもやり直せる?ヘンリー・フォードの人生から
あなたの不幸がいかに大きくとも、最大の不幸とは、絶望に屈する?事でしょう。
[アンリ・ファーブル]
99回倒されても、100回目に立ちあがればいい。
[ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ]
春は必ず来るーハリソン・フォードの人生から
全ては好転する。そう信じて、辛抱強く耐え抜こう。
耐えぬいたとき、あなたはとてつもない力を手にしていることだろう。
[マハトマ・ガンジー]
辛いときは試されているとき―ネルソン・マンデラの生き方から
人間追いつめられている時は力が出るものだ。
こんなにも俺の人生に妨害が多いのを見ると、運命はよほど俺を
大人物に仕立て上げようとしているに違いない。
[フリードリッヒ・フォン・シラー]
肩の力を抜こう―アルベルト・アインシュタインの生き方から
疲れた人は、しばしば路傍の草に腰をおろして、通行人を眺めるがよい。
人は決してそう遠くへは行くまい。
[イワン・ツルゲーネフ]
水野敬也は現代の白樺派なんでしょうか。
人生の時々によって、身にしみる言葉が幾つも載っていました。
猫の写真がとても面白いです。