空耳妄談―誰かが囁いた方がいい話もある
曲がりなりにも、ブログを週一で書くようになってから、人様の書くエッセイを前にも増して注意して読むようになった。 好きなエッセイストをあげるなら内田樹、福岡伸一、鈴木正文あたりであろうか。 彼等は、週刊、月刊誌にレギュラー […]
読書日記―その3
8.「天野祐吉のCM天気図傑作選」朝日新聞出版、2013 ソフトな語り口で辛辣なコメントを言う老人が良くテレビに出ていた。 広告評論家というような肩書きであったように思うが、出ると番組が必ず締まるという実力者でもあっ […]
読書日記―その2
27.岸見一郎、古賀史朗「嫌われる勇気」ダイヤモンド社、2014 一時帰国中の息子が、彼の地でキンドルで読み、感ずるとこあってか、読むと良いよ,と言って、プレゼントしてくれた本である。 フロイトの一番弟子でありながら、 […]
読書日記―その1
最近読んだいくつかの本を紹介して、それをめぐる私見を述べてみたいと思う。自分の読書歴を明かすのは、もっともプライベートな部屋を見せるようで気恥ずかしいところもあるが、ある一人の人間の素の姿を理解するには有効な手段だと思う […]
ソチオリンピックが終わって
ソチオリンピックが終わって、日本中の熱狂も収まり、少し静かになってきたが、メディアでは話題を、スポーツ欄から芸能欄に移し、感動物語で、もう少し視聴率を稼ぎたいところなのだろう。 オリンピックは始まるまでは、あまり盛り上が […]
舛添新都知事ー手のヒラを返さないか気を付けよう
大方の予想通りに舛添要一氏が都知事選で圧勝した。 当選を決めた当日の深夜、池上彰氏の選挙特番をテレビで見ていたら、舛添氏はその特番のテレビインタビュー5分前に選挙事務所を出て帰ってしまい、出演をすっぽかした。5分前には他 […]
人生はニャンとかなるーニャンとも可愛い猫たちの本
あのガネーシャの「夢を叶える像」の著者、水野敬也が、啓蒙啓発の格言集『人生はニャンとかなるー明日に幸福を招く68の方法』(文響社)を出して、売れているという。 猫の写真が可愛く、装丁が巧みで、きれいなのも原因の一つであろ […]
境界人として生きるー精神病院を退職するにあたって
早いもので、形成外科をやめ、精神科に転科して3年が過ぎました。 先に異端者について書きましたが(2013.10.16)、今の自分は形成外科と精神科の「境界人」なのかなあ、と思っています。 難しい科学理論を、巧みな比喩で、 […]
オリンピックについて、その2―知事辞任騒動異聞
この欄で、オリンピックについて書いた前後して、猪瀬東京都知事の徳洲会騒ぎがあり、辞任という急展開をしたので、少し追記しておこうと思う。 正直な感想からいえば、猪瀬氏は、もう少しがんばれば、辞めなくて済んだのではないか思う […]
オリンピックが決まって思ったこと
2020年のオリンピック、パラリンピックの東京開催が決まった。 決定した当時の日本中の興奮は、ようやく沈静化してきたようなので、腹に貯めていた、いくつか私見を述べようと思う。 あの当時では何も言えない雰囲気だった。 いく […]