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ラグジュアリー系その4―ロールスロイスコーニッシュ―

ロールスロイス、コーニッシュ?

ロールスロイス、コーニッシュ?

東名高速の油井辺り-大胆にも路駐でパチリ

東名高速の油井辺り-大胆にも路駐でパチリ

先に載せたベントレーコンチネンタル?の前に乗っていたのが、ロールスロイスコーニッシュ?である。
コーニッシュは、ロールスロイス・シルバ―シャドウのクーペまたはコンバーチブルモデルを言い、名の由来は南仏のリゾート地の道路の名前から来ているという。1971年から 1995年まで生産された。
コーニッシュ?は1986?1989年の間の生産されたモデルを言うらしい。
ちなみにベントレーでは、コンチネンタルの名前で売られていた。
エンジンは水冷8気筒OHV,6750cc、トランスミッションは3段オートマ、車重は2223kgとある。

懐かしいコラムシフトです

懐かしいコラムシフトです

クラシックなリボンタイヤ

クラシックなリボンタイヤ

コーニッシュの幌がキャンパス地のものが、前にいた大学病院の駐車場にたまにあり、また時々、青山通り辺りでちょい悪オヤジがオープンで走っているのを見かけ、とてもかっこよく見えて、いつかは乗りたいものだと思っていた。今では地方の結婚式場などでよく見かける通俗的な成金趣味になってしまっているが。
当時の僕は、2年間の運転待機が明けて、とにかく車に乗りたい、コーニッシュが欲しい一心で、サイトで探して、横浜の小さな外車中古屋で買った。ベンツ、ポルシェの古いものとか、若者向きの比較的安い物を無定見に何でも扱っているような所であった。
(当時はシーザートレーディングの存在を知らなかったのだ。)
それでも、ボディの塗装、シート、マットとかのリペアやウォールナットの再塗装とか、いろいろ修理して、結局、買値に400万位追加することになった。
それでも、多くのトラブルが絶え間なく続いて、所有していた1年の半分以上は修理工場のガレージに入っていたような気がする。買った、その日にエアコンが効かなくなったのは愛嬌にしても、ホイールキャップは外れて飛んで行ったし、時々ドアが開かなくなるのには困った。幌の立てつけが悪く風切音がすごく100キロで走るのはかなり我慢が要った。
それでも一応はロールスではあった。乗り心地は今までに経験したことのない味わいであったし、加速も重い車重を思えばかなり良かった。

オープンで(霧ヶ峰)

オープンで(霧ヶ峰)

オープンで(霧ヶ峰ニッコウキスゲ)

オープンで(霧ヶ峰ニッコウキスゲ)

? でかいオープンカーは初めての経験であり、それなりの未体験の快適さはあった。車はボロだが、押し出しは良くて、目立つのである。鼻で風切る、とはこの事かと思ったほどだ。
それにしても、ガソリンとラディエターの水は良く喰った。リッターで2、3キロしか走らないし、100キロも走ると、ラディエターには水の補給が要った。まるで高速道路のような間隔でガソリンスタンドが必要になるのである。
恰好つけて、お店に乗りつけてもドアが開かず、ドア越しに飛び降りるなんて不格好なことが何度かあり、とうとう我慢できずに手離した。(にもかかわらず、懲りもせず、また同類のベントレーコンチネンタル?にしたのは、その黄門様の印籠効果の魔力に負けたのかもしれない。)

 形、見てくれで買った典型のような車であり、私の車歴の中でも断トツの失敗例である。
教訓!車は、焦らず、良く見て買うこと、車のことが良く分からないなら、信用出来そうなディーラーを探すことである。そして不安に思ったら勇気を出して途中でもキャンセルすることである。「安物買いの銭失い」と言うように、結局、高い買い物になる。

 そういえば、昔、中古外車屋で、合法的にキャンセルしたにも拘らず、手付金を返してくれず、争ったことがあった。
この領域の商売人は、いろいろな種類の人が居るので気を付けましょう、と言うのが最後の教訓です。
非合法を趣味にしているような人達が世の中には居て、彼等の好む生息地の一つが中古外車販売圏であることを認識して、お金を払うのは、慎重にした方がいいですね。
これが高い月謝で学だの唯一の学習効果でした。

 


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