前に北信州の野沢温泉に行った時に、ナビに軽自動車専用道路に誤誘導されて、とんでもない坂道を走らされ死ぬ思いをしたことを書いたが(カーライフ2016.1.13)、また冷や汗をかいた思いをしたので報告しようと思う。


昨秋のことだが、愛知県奥三河の湯谷温泉に行った時のことだ。もう3度目の訪問なので、多少の気の緩みがあったのかもしれないが、ナビが右折を案内した時に、右折路が見通しが悪い上に極端な鋭角であったので道を見逃してしまったのだ。
するとナビは戻るように案内するのではなく、先を迂回して行く道を案内したのは良いのだが、その道が徐々に細くなり、とうとうサイクリングロードを走るように指示したのだ。


左側は飯田線が走り、右側は宇連川の崖である。ガードレールは付いているものの、車幅はおそらく20cmの余裕はなかったと思う。それで約2km走らされたが、いつ擦るかとひやひやものであったし、万が一対向車が来たらと思うと生きた心地がしなかった。
未だ陽あるうちで良かったが、暗くなっていたらおそらく、車を何度となく擦っていたであろう。車はマカン(車幅192cm)で特別大型ではないし、ナビはポルシェ純正のクラリオン製ものである。
ナビというものは、もともと車のサイズを一切考慮しないで規格されているものなのだろうか?
早い話、軽自動車と10トントラックが同じナビで走れるわけがないだろうということだ。車のサイズ別に作られるか、あるいは案内時に車種別に設定できるようになっていないとすれば余りに不合理というものではないか。
小生が経験したような不都合な話はあまり聞かないから、小生が無知なだけで、既にサイズ別に案内路が変わるサービスがあるのかもしれないが、、、。
今まで何台となく車を変え、ナビも変わったが、そのような説明は受けたことがなかったし、不思議と言えば不思議だが、この様な不都合を感じたこともなかった。


野沢温泉の「村のホテル住吉館」のスタッフも、今回行った「はず合掌」のスタッフも「同じようなお客さんが時々おられますよ。」とのことだから、やはり小生だけが呪われたわけでもなさそうだ。
貴兄の経験は如何なものであろうか。


ところで湯谷温泉は、最近は母親を見舞いに帰省する度に帰りに寄ることが多く、「はず合掌」も3度目になるお気に入りの宿である。部屋数が5室と少ないので、お風呂は貸し切り制でも他の宿泊客とかち合うこともまずないし、合掌作りの建築も趣があるが、設備もサービスも今風で洗練されている。


食事も地産に拘り山の珍味も優れて旨い。酒は銘酒「空」が置いてある。
新東名が出来て、足の便も悪くはないから、関東からでもお薦めの宿である。