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我が家の庭の秋?―イロハもみじとケヤキ

我が家の北側の庭は、お隣の家の大きなケヤキとお向の東電のグランドの桜を借景に、雑木林をイメージしてデザインし、コナラやイロハもみじを無造作に植えてみました。

足元は陽が当たらないのでシェードガーデンのようにホスタ、フキ、ヤブランなどを植え、短いながらも石畳の小道を作り、道端に自然に湧水が湧いて水溜りが出来ているかのように造作してあります。

またいくつかの石仏を配し、足元灯はアイアン作家の松岡信夫さんに作成してもらい、完成直後は東京の住宅地にあるとは思えないような鬱蒼とした雑木林の雰囲気が出せ、かなり満足のいく出来栄えになりました。

しかしながら、借景の大きな木が災いして、その陰になって陽当りが悪すぎて、背丈の低い木が中々生着せず次々に枯れてしまい無残な結果になってしまいました。

僕の背丈程のどうだんツツジはバランス上必須なのですが、3回植え直しても結局枯れてしまい、生き物を相手にする難しさに直面しました。

これは丁度、形成外科の手術と同じで、組織は好き勝手に切り刻んで移植しても生着せず、手術は失敗するわけで、常に組織に血行がいかに上手く循環するかを慎重に計算しながら移植しなければならないように、植物も光合成がうまく行われ、水分が上手く循環し生体系が維持されなければ同様に死んでしまうのは当然なわけです。

うちの庭師さんは木が枯れれば簡単に切ってしまいますが、代わりのアイデアを出すわけでもなく、そのまま放置したままです。

人気の、引っ張りだこの庭師さんも困りもので、新規に庭を作る仕事ばかりに手を取られ、メンテナンスが手薄になってしまうようです。

『自分が手塩にかけた庭が荒れ放題でも気にならないの?』『釣れた魚には餌をやらないのと同じ?』と嫌味のいくつかを言ってもなかなか動いてはくれません。

庭というものは、普通の売り買いのような付き合い方(かかった費用だけを払うような)では維持できないものなのかもしれませんが、今時そんなパトロンになるようなお大尽があちこちにいるんでしょうかねえ。

そんな訳で、仕方ないので今は、勤務先病院のイングリッシュガーデンの草花を世話しているガーデナー婦人に頼んで、草花で格好をつけようかと計画しています。

さてさてどうなることやら。

そんな荒れ放題の庭ですが、それでも秋になれば紅葉し、庭には落ち葉が絨毯のように敷きしめられます。それを写真に撮ってみました。


大きなケヤキを背にしたモミジなどの紅葉です。

 


紅葉したイロハモミジ

 


石畳の小道に湧水が湧いています。

 


落ち葉で隠れてしまった小道。

 

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石仏など、時期は春。

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