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法師温泉にフルムーン一泊

2月の連休に、フルムーンの秘湯の宿として名高い法師温泉を尋ねました。

群馬県水上町猿ヶ京温泉からさらに山に向かい県境の山裾にあります。

行きがけの風景

途中からいかにも山里に来たという景色になり期待は高まりますが、山道の道路脇には雪が積もっており、車がすれ違うのが難しいところもありますが、おおむね道は良く八ヶ岳山麓の秘湯と比べれば開けている感じさえしました。

到着し、駐車場から100mほど歩きますが、正面に写真で見慣れた建物が見え、アー来たな、という感慨が胸に迫ります。赤い郵便ポストが置いてあり、ふた昔前の田舎の村役場にきたという雰囲気の佇まいです。チェックイン30分前というのに快く向かい入れてくれ、今なら貸切ですよ、と入浴も勧めてくれました。順調なスタートです。

法師温泉

渡り廊下

館内渡り廊下

 

風呂は3つあり、有名な法師の湯は混浴で、一部の時間帯が女性用になっています。

新しい玉城の湯は男女交替制になっており、もう一つは女性専用で、これからも利用人口の男女比が女性優位であることがうかがえます。板張りの長い廊下を歩いて湯殿に行くのも情緒があります。

有名なー法師の湯

玉城の湯

 

法師の湯は、期待を裏切ることはなく、まさしくあのdiscover japanのポスター通りの雰囲気でした。が、お湯はかなりぬるめで、かつ足元からお湯が沸きあがってくるというのは虚偽でした。冬では湯上りが少し寒い思いがしたくらいです。確かに湯船の床は砂利ではありましたが。

湯殿の外観

懐かしいdiscoverJAPANのポスター

 

さて、肝心の温泉の泉質ですが、源泉の在り方(加水、加温、循環、消毒、適温、清掃)、のみにこだわって評価した小森威典著『5つ星源泉宿66』には選ばれてはいません。ぬるすぎるのですから加水は無いでしょうが、湯船への温泉の導き方に問題があるのではないかと思われます。謳い文句通り、地下から湧出した自噴泉なら、元来有名でもあることから選に外れることはなかったと思われます。温泉は途中で空気に触れると酸化してしまい効能が落ちてしまうそうです。

食事は部屋食でしたが、刺身が鯉とイトウであった他は、特徴のない平凡な料理が並べられ、まずは予想通りというところでした。

夕食

それにしてもあの開高健がオーパで追い求めた幻の巨大淡水魚イトウが出たのには驚きました。尋ねると、養殖とのことでしたが、今やイトウが養殖される時代なんですねえ。ちなみに味はこれって言うほどのものではありませんでしたが。

暖房の効きの悪い部屋でしたが、布団の中は暖かく朝まで熟睡し目覚めると雪が降っており、10?位新雪が積もっていました。

翌朝のツララ

お勘定を済ませ,帰る時に、駐車場まで坂道で100mくらいあるので、車寄せをしてくれるかと尋ねると、それは出来ないと言う。傘を貸してくれるかと頼むと、貸すから後でここまで返しに来いと言う。私が一人で車を取りに行き、当然のことながら車の雪かきは自分でして、玄関まで来て傘を返し、車を先の広場でUターンしようとすると、この先は進入禁止だから、バックして90度切り替えして向きを変えろと言う、もちろん誘導なんかしてはくれない。

まるで、玄関出たらあとは自分で勝手に帰れと言わんばかりの対応である。雪の坂道では危うく転びそうになったし、事実僕の前を歩いていた若い人でも転倒した。年寄ではすぐに脊椎骨折か大腿頸部骨折になりますよ。豪華な伊豆箱根の旅館ではないから車寄せをしてくれとまでは言わないが、雪の坂道には配慮が欲しかったし、雪の中でバックさせるなら、誘導位してもいいのではないかと思ったものだ。

日頃温厚な家人ですら“もう二度と来ない”とのたまわったほど。群馬県民に慣れ親しんでいる小生は、たじろぐこともなく、この前の尚文が例外中の例外なんだよ、と諭しましたよ。

さて私たちの評価、旅の情緒は合格だが、有名だから、ほっておいても客は来ると思っているような商売が目につき、二度目は無しか、というところ。食事はともかく、お湯は看板どおりに足元から湧くようにして欲しいですね。

雪の法師温泉

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