ご飯を看板にするお店はどんなもんかなと行ってみた。
勝手がわからないので,まずはコース料理で予約を取った.安い方の13800円のレギュラーコースで,おばんざいとして、野菜のきんぴら,ブロッコリーとトマトの胡麻和え,夷芋の唐揚げの3種、聖護院大根のふろふき大根,刺身はハマチ、キンメ、イシガキタイのお造り3種盛り合わせ,焼き魚はししゃも,揚げ物は対馬産穴子のフライ,締めは宮崎グラスフェッド牛フィレ肉の炭火焼きで,土鍋炊きご飯が来て甘味で終わった.お椀は無かったが,和食のコースの建て付けであるが,味は総じて割烹の一流店には少し及ばすというところが率直な感想.米は無論のこと食材,日本酒にはかなりのこだわりが伺え,手応えのある夕餉となった。穴子は天ぷらではなくフライにしてあり、ウスターソースと山葵がつくところが嬉しい発見であった。
お店の設えはまだ新しく、そこに美人女将と可愛いオネーサンが初々しく和服を綺麗に着こなしていれば、こちらも自然と新鮮な幸せな気持ちになれ,それだけでもご馳走になった。お客は中高年の男性が目立ったが,酒に酔い潰れる風もなく,程よく飲んで食べて引き揚げる感じが,最近の人気店のように変に若者が占拠していなくて好感が持てた.場所も日赤通りの青山側で,昔通った春秋とBIngoの中間辺りにあり好立地である。
さて,肝心のご飯であるが,なんと全国から厳選された農家の12種類の米の中から選択出来る。詳しい説明書きがあるものの、日本酒なら少しは見当もつくが、米のニッチな銘柄,無農薬のみならず無肥料と言われても選びようがないので,女将さんに、肉に合うもの,漬物や海苔に合うものを2種選んでもらった。ご飯には糠漬け、葉唐辛子と海苔の佃煮,ちりめん山椒、明太子と鉄板のお供が付く。
一人前0.8合なので老人夫婦では半分以上が残ってしまったが,そこはおにぎりのお土産のサービスがあった.最近は多くの店が,同じようなサービスをするが,とても合理的で嬉しい傾向ですな。うまいご飯は冷めてもうまいから,とても重宝する。
一つだけ残念なことは,料理の出のタイミングが悪い。間が開くのである.そのせいでいつもより酒が一杯増えてしまった。繁盛してマンパワーが足りないのだろうが,リピートを願うなら,工夫がいるだろうな。
心米のネーミングの由来は知らないが,農家さんに感謝して心を込めて米を選び,心を込めて炊きあげ、心を込めてありがたくいただくのであれば,誠にその心意気は良く、名前が料理の味わいを深める見事なマーケティング戦略だと思う。













