珍しいことに新橋駅前ビルに行く機会があり,帰りに1階を歩いていたら,巴里小川軒を見つけた。日頃SNSでよく見かけるが、リアルは初めてであった。この小川軒が,代官山の小川軒とは別とは寡聞にして知らなかっだが,出自は兄弟関係ではあるらしい。レンーズンウィッチも見かけも風合いも違う。代官山はしっとり系でミルキーなクッキーで,新橋はサクサクなサブレ風でレーズンに洋酒がよく効いている。どちらも美味いが、思い出の強いのは代官山の方だ。学生時代に家庭教師をしていた家でお茶の時に良く出たからである。勉強時間が終わるのを待っているかのように,そのあとは親父殿のお酒のお付き合いが始まった。飯つき,酒つき,レーズンウィッチ付きで,時給3000円とは半世紀前の日本は良い時代であったことよ。代官山はフレンチを思わせる垢抜けた洋食レストランだが,新橋の巴里小川軒は,ロールケーキやショートケーキ,シュークリームを販売するお菓子屋である。どれも美味いが,とても廉価で気前が良い。今日はレーズンウィッチとロールケーキとショートケーキを買って来て,コーヒーを淹れて家で食べた。懐かしい味であるが,時代にアップデートしていてとても新鮮でもあった。


