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宮わき「何でもあります〜類をみない多彩なメニューと底力」

港区赤羽橋、済生会中央病院の目の前。この病院には結構通っているが,通りを隔ててるので気が付かなかったが,開店して既に3年になるという。前は四谷荒木町の評判店で,親方宮脇氏は最初は恵比寿の吉住で修行して,荒木町の八平で力をつけ,今のアラカルトスタイルを確立したらしい。実に豊富なメニューである.当たり前の日本料理はもちろん、ちくわの磯辺揚げ、なまこ酢,カキフライから天然鰻、スッポン,ビフカツ、熊鍋まで実に80種に及ぶ。
実に悩ましく迷うのであるが,食べた限りではどれもハズレはなかった。飲み物はワインの種類が多いようで,ソムリエがいて、ワインを合わせたがり薦めたがるのが少し鬱陶しい。自慢気にしてはセレクトも平凡であった。
 恵比寿の吉住は私の和食歴の原点とも言える店で,半世紀近くも前のことだがよく覚えている。
当時の主人は明大野球部の出身で,野球の話をしていたこと,冷シャブというものを初めて食べたこと、甘味のグレープフルーツの皮を剥いてと注文したら、弟子にまだ教えていないからと断られたこと.あの時の弟子が宮脇氏だっだかもしれないな.今度尋ねた時に聞いてみよう。
 食べた料理で印象深いのは鯛の竹輪の磯辺揚げ,海鼠,モロコの南蛮漬け、熊鍋か。熊鍋は比良山荘の雪鍋より味噌味が濃いが,いかにも京味噌らしく出汁が効いていてコクがあって美味い。やはり熊は脂がうまいな.今年は熊の災難歳のようで東京でも熊がブームのようである。
 少し気になったことは,我々は4人連れであったが,料理を4人前にしたがることであった.一人前だと,なかなか出して来ず,4人揃ったところで4人分を促した。早く店に来て席に着いて待っている客には一人前でも出すのがサービスというものではないか.ワインも同様な勧め方だが,手間が面倒なのか売上げ至上主義との誤解を受けかねないだろうな。
 今年の初めに,すぐ近くに寛心が出来て,十番界隈にも日本料理のアラカルト主体の店が増えて嬉しい限りである.しかもいずれも質が高い.料理界もワンオペ時代は終わりかもしれないですね。

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