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日付順のアーカイブ一覧

レジリエンス心理学②

背景 「病気とは何か」は、古来より医学が抱える哲学的な命題であった。 基本的には、発病過程を重視する「発病モデル」と回復過程を重視する「回復モデル」で論じられてきた。 「発病モデル」は、病気や症状は身体の故障として位置付 […]

レジリエンス心理学①‐レジリエンスとは何か?

「レジリエンス、レジリアンスresilience」という言葉が広まってきた。一般社会では、「レジリエンスで逆境を乗り越え成功に導く」とか「へこんでも折れないレジリエンス思考」など、いわば昨今のアドラー心理学やポジティブ心 […]

ポジティブ心理学-幸せの心理学

心理学、特に臨床心理学は戦後目覚ましい進歩をとげたが、そこでは精神的な障害や弱さのための学問になっていて、臨床医学では大きな貢献をしてきたが、本来心理学はネガティブな精神機能による障害や弱さだけを研究するものではなく、人 […]

不登校―その意味と変遷

不登校という言葉は、よく知られている割には、比較的新しい言葉で、ウィキペディアでは 「不登校とは、学校に登校していない状態のことである。登校拒否とも称される。日本における「不登校」の語については、研究者、専門家、教育関係 […]

こころの方程式「P×C×I=D 」と「自律統合性機能AIF」の関係

人は何故こころを病むのだろうか? こころが何処にあり、どのようなメカニズムで存在しているかが全く不明な現時点では、「こころが病む」という現象を科学的に説明することは出来る筈もないが、それでもなんとなく納得できるような説明 […]

マクロ精神医学?―精神科医・滝川一廣の視点

マクロ精神医学?―精神科医・滝川一廣の視点

マクロ精神医学?―精神科医・滝川一廣の視点 かつて、現在の我が国の精神医学が、米国の精神医学会の動向を無批判的に輸入している現状を批判し揶揄したが、それとは違う立ち位置の精神科医がいうことを知った。症状だけを操作的に扱う […]

エリクソンのライフサイクル⑦ Ⅷ期・老年期(56歳から)-「統合性/絶望」-人は最後に人生への感謝を問われる

エリクソンの8つのライフサイクルの8番目が老年期である。老年期は人生の終盤、晩年の時期をいうが、成人期が55歳までであるから56歳からが老年期になる勘定であるが、現代では平均寿命も長くなり、50代は成人期とあまり変わらな […]

エリクソンのライフサイクル⑥‐Ⅶ期 成人・中年・壮年期(35から55歳)―「世代性/停滞性」-過去と未来をつなぐ架け橋になり世代性を生きる

エリクソンのライフサイクル⑥‐Ⅶ期 成人・中年・壮年期(35から55歳)―「世代性/停滞性」-過去と未来をつなぐ架け橋になり世代性を生きる

アイデンディティを選択し確立してから、相手のために自分を捨てることが出来るような親密な関係性が持てるようになると、人は結婚し、仕事にも充実感を覚えるようになる。こうして人生本番への関所を通過すると、いよいよ人生の本番、最 […]

エリクソンのライフサイクル⑤‐Ⅵ期  前成人期、青年後期( 23-35歳) ―「親密/孤立」―親密性を持つこと、家族や同僚との結びつき、結婚に人生をかけ、価値を見出す

エリクソンのライフサイクル⑤‐Ⅵ期  前成人期、青年後期( 23-35歳) ―「親密/孤立」―親密性を持つこと、家族や同僚との結びつき、結婚に人生をかけ、価値を見出す

青年中期、思春期後半の後の18歳から35歳くらいを青年後期、エリクソンでは前成人期としている。 ピアジェによれば、女性は18歳、男性は20歳が知力体力のピークであるとされ、ここで両性が結婚してもおかしくはないが、実際には […]

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