エリクソンのライフサイクル論③―Ⅳ期
Ⅳ.学童期(7~12歳)「勤勉性(/劣等感)」の基礎づくり―授業時間より休み時間に多くを学ぶ 小学生時代のテーマは勤勉性である。 学童期は、勉強や遊びを通して、自分も自分なりにやって行けるという有能感を持つことで自信をつ […]
エリクソンのライフサイクル論②
これまでに述べてきたように、人間の発達論は、フロイトの心理・性的発達論がかつての中心的なアイディアであり、精神の発達を性的衝動の発展として捉えるものであったが、エリクソンは家族の人間関係を重視し、社会的、対人的な側面か […]
「老いの心理」を考察する②-エリクソンのライフサイクルを考える、その1
人は生きて行く中で、何度となく「生きること」に迷うものです。 そんな時にはライフサイクルの考え方は、迷いからの脱出の参考になることがあると思います。 先に古来からの知恵としてのいくつかのライフサイクル論を見てきました。 […]
「老いの心理」を考察する①
急速な高齢化社会が言われるようになって久しい。 かつて人生50年、60年といわれたころは壮年期を目途に、人生の目標を定め、それなりに努力して、ある程度の目標を達成すれば、もう惑うことなく老年期に入り、しばらくの間、孫 […]
中村天風哲学―AIFを比較考察する①
私の著書「本当に美しくなるための医学」を贈呈した,息子の同級生で、弁護士をしている年少の友人NY君から、私の提唱した自律統合性機能主義の世界観は、中村天風氏の思想に似ていると指摘されたので、天風氏を読んでみることにした […]
『ほんとうに美しくなるための医学-美容整心精神医学に挑戦する』を上梓しました
私のサイト「AIF研究室」の中で考えてきたことを、ブログ「心の部屋」で、少しづつ纏めながら、約2年ほどの間に書いてきたことを,この度一冊の本にまとめ出版することになりました。 形成外科医時代は、論文は読まない書かない、書 […]
パーソナリティ障害について―AIFモデル理論で治す
最近13歳の少年が、17.8歳の少年たちに、首を切られて殺されたというニュースがあり、社会に衝撃が走った。少し前には19歳の名古屋大学の女子大生が、知人の老女をメッタ刺しにして殺した後に正月帰省し、帰宅後一晩死体のそば […]
新年に漠然と考えたこと(その2)-山田廣成の「意思と対話原理論 について
新年に漠然と考えたこと(その1)からの続きです。 山田廣成の思想は、要約すれば、対話原理という山田が導き出した自然観を方法論として量子力学を見直しており、そこでは量子論が電子は粒子でもあり波動でもあるとしているのは間違 […]
再び心脳問題 量子論、霊性との関係について
最近山本貴光、吉川浩満の「脳の世紀を生き抜くー心脳問題」(朝日出版、2004)を読んで、思うところがあったので、再び心脳問題を考えてみようと思う。(心の部屋;心脳問題と量子論その1-2014.03.16,その2-2014 […]
紀尾井町界隈-思いもかけず居心地の良い街
地下鉄有楽町線麹町駅一番出口を出ると、目の前が麹町4丁目の交差点であり、その左手にブロンズ像が立っている。近づいてよく見ると、竹竿を持った少年の像である。台座には「夏の思い出」とある。初めて見た時は、おそらく9月頃であ […]