エリクソンのライフサイクル⑦ Ⅷ期・老年期(56歳から)-「統合性/絶望」-人は最後に人生への感謝を問われる
エリクソンの8つのライフサイクルの8番目が老年期である。老年期は人生の終盤、晩年の時期をいうが、成人期が55歳までであるから56歳からが老年期になる勘定であるが、現代では平均寿命も長くなり、50代は成人期とあまり変わらな […]
エリクソンのライフサイクル⑥‐Ⅶ期 成人・中年・壮年期(35から55歳)―「世代性/停滞性」-過去と未来をつなぐ架け橋になり世代性を生きる
アイデンディティを選択し確立してから、相手のために自分を捨てることが出来るような親密な関係性が持てるようになると、人は結婚し、仕事にも充実感を覚えるようになる。こうして人生本番への関所を通過すると、いよいよ人生の本番、最 […]
エリクソンのライフサイクル⑤‐Ⅵ期 前成人期、青年後期( 23-35歳) ―「親密/孤立」―親密性を持つこと、家族や同僚との結びつき、結婚に人生をかけ、価値を見出す
青年中期、思春期後半の後の18歳から35歳くらいを青年後期、エリクソンでは前成人期としている。 ピアジェによれば、女性は18歳、男性は20歳が知力体力のピークであるとされ、ここで両性が結婚してもおかしくはないが、実際には […]
エリクソンライフサイクル④ Ⅴ期ー思春期・青年期(13から22歳)「アイデンディティ/アイデンディティの拡散、」-仲間を鏡にして自分を見出す
エリクソンによれば、13歳から22歳ころまで、中学生から大学生の時期を思春期青年期という。 普通発達心理学では、児童期と成人期の間の幅広い発達区分を青年期とし、それを更に青年前期、青年中期、青年後期3期に分けて記述する […]
エリクソンのライフサイクル論③―Ⅳ期
Ⅳ.学童期(7~12歳)「勤勉性(/劣等感)」の基礎づくり―授業時間より休み時間に多くを学ぶ 小学生時代のテーマは勤勉性である。 学童期は、勉強や遊びを通して、自分も自分なりにやって行けるという有能感を持つことで自信をつ […]
エリクソンのライフサイクル論②
これまでに述べてきたように、人間の発達論は、フロイトの心理・性的発達論がかつての中心的なアイディアであり、精神の発達を性的衝動の発展として捉えるものであったが、エリクソンは家族の人間関係を重視し、社会的、対人的な側面か […]
「老いの心理」を考察する②-エリクソンのライフサイクルを考える、その1
人は生きて行く中で、何度となく「生きること」に迷うものです。 そんな時にはライフサイクルの考え方は、迷いからの脱出の参考になることがあると思います。 先に古来からの知恵としてのいくつかのライフサイクル論を見てきました。 […]
「老いの心理」を考察する①
急速な高齢化社会が言われるようになって久しい。 かつて人生50年、60年といわれたころは壮年期を目途に、人生の目標を定め、それなりに努力して、ある程度の目標を達成すれば、もう惑うことなく老年期に入り、しばらくの間、孫 […]
中村天風哲学―AIFを比較考察する①
私の著書「本当に美しくなるための医学」を贈呈した,息子の同級生で、弁護士をしている年少の友人NY君から、私の提唱した自律統合性機能主義の世界観は、中村天風氏の思想に似ていると指摘されたので、天風氏を読んでみることにした […]
『ほんとうに美しくなるための医学-美容整心精神医学に挑戦する』を上梓しました
私のサイト「AIF研究室」の中で考えてきたことを、ブログ「心の部屋」で、少しづつ纏めながら、約2年ほどの間に書いてきたことを,この度一冊の本にまとめ出版することになりました。 形成外科医時代は、論文は読まない書かない、書 […]