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国家とは何か?―まず命を救え、あとはそれからだ!

イスラム国の人質の生命が危ない状況なので、国民の一人として、とりあえずメッセージを出しておこうと思う。
国民が意志を表明すべきだと思うからである。
はっきりしているのは政府は何もしていないということである。口先ばかりで万全をきすといいながら、各国に連帯のメッセージを送るだけで、直接のコンタクトはとれていないまま放置しているのである。
イスラム学者の中田考氏が記者会見をしたのは、そのメッセージと理解すべきであろう。彼は、政府が何もしていないことを、イスラム国からの情報で知っているのだ。そしてそれに憤りを感じて、自分が行くから、行かせろと政府に迫っているのだ。解放の可能性があること、その為に打つ手のあることを国民に知らせて、政府に打つ手は全てうった、と言い訳を言わせないために記者会見を行ったのだと思う。マスコミはなぜそのメッセージを伝えないのだろうか。マスコミは政府と密約を結んでいるのではないか、と勘繰りたくもなる。
 政治家も、マスコミも、有識者と言われる人達も皆が自分の意見、態度を鮮明にせず、他人事のように評論するばかりでは、決して人質は救われないだろう。
僕はすぐにでも中田氏を交渉窓口に立てて、場合によっては2億ドル払ってでも人質を助けるべきであると考える。理由はいくつもあるが、それはまた後で述べる。今は政府を国民が動かさねばならない時だ。
国家は国民の命をわが子の命と思って救う義務があるのだ。外国の顔色ばかりうかがっていたり,損得勘定をしている場合ではないのだ。
これは自己責任の問題ではない。
僕達が、国家という様式で生きていく根幹にかかわる問題なのだ。
またジャーナリズムをどう守っていくかという、僕たちの命にかかわる問題なのだ。

 

 

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