初めての東京芸術劇場―アル☆カンパニーの「父よ!」を観た
愛知県の豊橋市がスポンサーの[とよはし芸術劇場PLAT]がプロデュースし、劇団「ONEOR8」の田村孝祐が演出した、俳優平田満の劇団「アル☆カンパニー」の『父よ』が東京芸術劇場シアターウエストで、2年ぶりに再演(2015 […]
ナショナルシアターライブ「The・オーディエンス」を見た-そしてポジティブ心理学について
演劇界の最高峰、イギリス国立劇場ロイヤルナショナルシアターが、厳選した名舞台をデジタル映像化してスクリーンで公開するプロジェクト「ナショナルシアターライブ」の日本公開作品第3弾で、イギリス女王エリザベス2世と歴代の英国首 […]
岡田美術館-箱根の新名所になった日本美術館で琳派展
岡田美術館は、2013年に箱根の小湧園の隣に創業したが、今年の春に、長年行方知らずであった喜多川歌麿の「深川の雪」を所蔵していることで一気に有名になった。国立の美術館が所有するべき国宝級のものを新設の個人美術館が所有して […]
リニューアルした扉温泉・明神館―ほんとうの「温泉の癒し」を知る
シルバーウイークは5泊5日で蓼科の山荘に行った。春のゴールデンウイーク以来の訪問であった。 夏休みがうまく取れず、今年は霧ヶ峰のニッコウキスゲのお花畑は見ずに終わったが、聞くところによると今年は、ここ数年では最高の咲き具 […]
井上ひさしの遺言の反戦劇、「父と暮らせば」
注目された70年談話は、取り巻き官僚と、太鼓持ち御用有識者が作り上げた、安倍首相の意向を取り入れたが、かと言って揚げ足を取られぬよう露骨ではなく、いかようにでも解釈できる、言ってみれば誰もが否定しにくい主語のない一般論 […]
マグリット展-図らずも、画家の世界観が絵になった場合
数日前のことです。 その日は、天気予報によれば、梅雨の中休みで、めったにない好天ということだったので、日頃乗らない車を走らせるためもあって、ミッドタウンに車を置いて国立新美術館で開催中のマグリット展に行ってみた。 マグリ […]
中村キース・ヘリング美術館-宇宙エネルギーと民芸のような懐かしさに共感
キース・ヘリングは、1980年代の初めに、地下鉄の使われていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描くという自称サブウエイ・ドローイングを始め、ニューヨークの通勤客の間で評判になり、やがて画商の目にもとまり […]
ゴールデンウィークにしたこと、その②-立科、日日是好日
ゴールデンウィークは、毎年、白樺湖近くの長野県立科町を訪れ、山荘の小屋開きをする。去年は夏に行ったきりだったので、私の小さな、良寛の五合庵のような山荘は、無人のまま秋の紅葉を迎え、冬の大雪に耐え、4月になってようやく雪 […]
紀尾井町の春-花便り
この頃急に春めいて来て、風も少々艶めかしい匂いになったので、誘われるかのように外に出て、近所のオーバカナルへランチに行ってみました。 紀尾井の森を通り抜けていくのですが、森には、まださすがに新緑の気配はありませんが、 […]
両国放浪記―シアターχと回向院
土曜日の6時ころテレビをカチャカチャして見ていたらBS朝日「ザ・インタビュー」で小林聡美という女優が、エッセイストとして、幻冬舎の編集者から(名前は失念しました。)インタビューを受けていた。 彼女は、確か劇作家の三谷幸喜 […]