ホームへ戻る

寺子屋 すし匠 「すしショーに参加して,満足してまた予約する」

四谷すし匠はつとに有名で,新参者は出入りできず,行ったことはないが,麻布台ヒルズに新店舗を構えたいうのでチャンスがあるかもと電話してみたら,キャンセル待ちで受付てもらえて1月ほどして初訪問となった。一度行けば次の予約が取れる仕組みである。予約は約半年後になったが,その間にキャンセル待ちがまた来てそれにも行ったら、間隔は3ヶ月になったという訳である。そんなんでもう4-5回は行ったので大体のようすはわかったつもりでいる。鮨の旨さは当然として,一言で評すればオーナー中沢氏演出のショーが始まり,客はそれに参加して,満足して次回のショーを予約して喜んで帰るという構図である。今のスターはすし匠の番頭杣木氏である。すし匠は弟子の育成に熱心で吉田松蔭の彫刻を冷蔵庫の扉に配して店の名前も寺子屋がつく。教育は全寮制の体育会系であるから、そこで長年寮長をして人望を得たのが彼であり,その寝食共にした信頼関係はゆるぎないものとなり、店の流れは阿吽の呼吸で,まるで一つのチームのショーを見るかのようである。酒のアテと握りが交互に出され,その間にも客に退屈させないように等しく話し掛ける。それは客に押し付けがましいところはまるで無く、ショーに参加して楽しい気分にさせてくれる。鮨の話をすると,シャリの旨さが卓越している。赤酢と白酢のシャリを使い分ける。箸でとると割れてしまいそうな握りであるが,今風に小降りで食べやすく,どれもハズレはない。握りは一通りコースで出たあと,コースに入っていなかったものを中心に本日のネタが示されアラカルトで注文出来る。いくつ頼んでも良い。最上等の大トロを巻いてもらうこともできる。握るのは杣木大将だけだから客も変な気遣いもいらす安心で切る。料金も常識の範囲であれば、5をこえることはない設定みたいなので,気遣いなくたくさん食べた方がお得な気がする。運が良くチケットが手に入るならば金を借りてでも参加するのをお勧めする。最後に一つご注意を。次回の予約ができるのは1組だけだから,その権利を同行者に譲ってしまうと自分は途切れしまう。情けはかけないことである。

ログイン