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南青山エッセンス「シェフの料理への誠実さが一皿,一皿に表れており,思わず姿勢を正してしまう」

サントリーホールの帰りで21時頃になったが,アラカルトで自由に食べられるのが有難い。前がランチだったのでディナーは初めての来訪。本日のおすすめメニューから全て組み立てた。前菜はお任せ前菜6種盛り合わせに、干し肉の照り焼きを追加しようとしたら,それを6種の中に組み込んでくれる気遣いをしてくれた。6種は一つ一つが一品になるくらい手の込んだものばかりであった。魚系は全て焼津のサスエ前田魚店の魚介に渾身の調理がしてあるのだから外れようもない。あらが終わっていて太刀魚の揚げたものを食べたがトマトの油淋ソースが,中華の当たり前を外しているが、とてもマッチしていた。薬膳スープは,あまり詳しくはないが文句なしに美味い。福臨門の佛跳牆ぶっ飛びスープのようにナマコや朝鮮人参がこれ見よがしには入ってはいないが,薬効は十分に考えられているのだろう,スープには品の良い力を感じる。肉系はアキレス腱とトリッパの煮込みにした。クセのある2品だが,コラーゲンの適度な柔らかさと、トリッパのモツの臭みの消し具合は流石であった。柱侯醬という味わいは初めてであったが,奥深い味であった。締めは五目あんかけ焼きそばにしたが,麺の太さと硬さのバランスがよく,あんの中の海老はプリップリで,サスエのサイマキ海老だろうなと納得した。デザートは,前と同じココナッツ団子で美味さを再確認した。
他には類のない中華料理店だと思う。何より料理から伝わってくるのは料理への真面目な姿勢だ。当然のように食材にはとことん拘っている。次回こそ,フカヒレに挑戦してみようと思う。

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