お昼ご飯にパスタが食べたくなって,いつもの自前のペペロンチーノでは物足りなかったので、麻布十番,ランチ,本格的パスタで検索して,カジュアル過ぎない店として当店を見つけて電話予約が取れたので,暑い残暑の中を出かけた。新しいビルの中にイタリアンらしい粋なタイル張りのスタイリッシュなお店があった.汗をかいた身体にレモンと林檎の入ったピッチャーは嬉しい。まずは上出来。
メニューは最近多くなってきたQRをスマホで読み込むスタイルである.これは苦手だが,別にQRコードが読み込めない訳ではないよ。年寄りはスワイプして読むのが苦手なんだよ.なぜなら短期記憶が出来なくなり,前のページを忘れてしまい選ぶことが出来ないのだ。やはり一覧になって全てが同時にないとダメなんだよ。よくデザートを選ぶ際にスタッフさんが口で説明してくれても,最後には最初のやつを忘れてしまっていて困るのと同じ現象だ。飲食関係者の皆さんは,加齢による大脳生理の変化を知らないと,高齢化社会は生きて行けないと思う。お店のタプレットで見せてもらい、それはともあれ,パスタはペスカトーレにした。サービスにグラスワインがついたので,気をよくしてトリッパを追加した.ハチノスの質も良く,長めに切られていて存在感があり,トマトソースも上出来。ペスカトーレは,パスタもモチモチ感もありアルデンテ加減も良い.なるほどこれがトラットリアかとわかった気がした。但し、家人の頼んだマルゲリータはダメであった.教訓、釜のないところでピッツァは食べない。味はリストランテでも,少しメニューも設え、サービスもカジュアルにすればトラットリアとなるのだろう。改めてメニューを見ると,アラカルトも豊富で食指を動かすものも多く,これはディナーもありだなと感じて,暑い中を外に出た。十番はイタリアンも激戦区である。イタリアン発祥の老舗から、どこかからの移転組、若いシェフの旗揚げ組まで多彩である。トラットリアがわどのように存在感を示していくのか,これは日本のイタリアンの試金石になるかもしれないな、と。これは誠に要らぬ世話であると反省し,近くの豆源で何種類かのピーナッツを買って帰った。







